大西ひろ美 市議候補予定者

「林業」
効果のない林業政策を見直し、市から使用権の与えられた用地を、管理の難しい自治会への無償払い下げを取りやめ、丹波市の市有林としての多面的効果の活かせる山林振興策を、丹波市自らが進めるべきだと考えます。
「農業」
高齢化等による放棄地を、円滑に農地として継承するための取組が重要と考えます。
野菜、お米、栗、大納言小豆、黒豆、山芋等々の丹波市の特有化を進め、付加価値の高い農作物として市場に流通するように考える。鳥獣被害対策として、里山との境界に鳥獣被害防止柵の設置に努めると共に、個人所有農地への電気柵設置補助率を見直し、獣害対策の推進に努めようと考えています。
「商工業」
丹波市中小企業・小規模企業振興基本条例の中に「議会の責務」が規定されており、「議会は、中小企業・小規模企業の振興に関し、市の事務執行の監視・評価・政策提言に努めなければならない」と謳われています。本条例を守り、推進に努めるよう考えています。
「観光」
地域にある宝物(人、伝統文化•行事、史跡、神社仏閣、四季の景色、特産物、特色ある産業等)を、市と一緒になって磨き上げた良さを効果的にアピールし、多くの方々にお越しいただける丹波市をめざします。
「行政」
質問集全文の中で記述されているご意見がある回答です。「マネジメント力の高い国家公務員と人事交流 人材育成にはヒトモノカネがかかるので、すでに能 力の高い霞ヶ関の国家公務員を副市長や部長に招くなどし、その国家公務員によるマネジメント を丹波市政に普及させてはどうか。現状を見る限りでは、県職員との交流程度では限界を感じ る。 また、丹波市職員の有望株を霞ヶ関に送り込むことによって、丹波と中央の関係性を密にす れば、国の情報や予算を丹波に引っ張りやすくするなどの効果も得られる。私は仕事柄、全国各 地の市役所に赴くが、その中でも丹波市役所は霞ヶ関との関係性の構築度合いが低い。丹波市政 の収益は市単独のものではなく、その多くが国からの交付金であることを考えると、この関係性 を構築できていない現実は、大きな機会損失とも言える。 2はほとんどリスクを負わなくても達 成できる手段であるため、やらない理由はないのではないか。」
このご意見は、凄く意識の高いご意見であり、ご提案頂きありがとうございます。「能 力の高い霞ヶ関の国家公務員を副市長や部長に招く」 豊岡市はこのご意見を政策的に取り組まれておられるようです。丹波市を救う唯一の手段が、人事交流と考えております。 議員になれば市長に提言し実現に向けて主張して参りますが、むしろ市長候補にこのご意見の回答を知りたいところです。
これから直面する赤字財政への対応をどのようにお考えでしょうか?
合併から10年間交付税算入への優遇措置が5年延長となったものの、平成32年には普通交付税への影響額は12億円減と発表されています。また、人口減少が進み市民税の減収と更に厳しい市の財政運営が予測され、公共施設の適正配置、予算規模の縮小等々、早急に改革をする必要があります。
「議会」
議会基本条例を議員活動のバイブルとして捉え、議長、各委員長を含めた議会人としての資質の向上が求められているようです。市民のための議会であるべきが、市民を置きざりに行政のための議会、議員のための議会にはなっていないでしょうか。議会人としての知識を勉強する学習会を定期的に開催し、議員としての資質の向上に努めたていきたいと考えています。
自分が丹波市議、市長となるにふさわしいと思う理由をお聞かせください。
子どもだから、女性だからと世界を狭められることなく、誰もがのびのびと生活できる社会を目指します。人を尊重し尊重されることによって、誰もが居心地の良さを感じながら生活できる丹波市は、いろんなアイディアが溢れ、やってみよう!という挑戦の気持ちが湧き、市全体の成長に繋がります。これは、どんな政策を論議・提言する時にも基本に置き、取り組んでまいります。                                                                                
「労働環境」
丹波市中小企業・小規模企業振興基本条例の中に「議会の責務」が規定されており、「議会は中小企業・小規模企業の振興に関し、市の事務執行の監視・評価・政策提言に努めなければならない」と謳われ、注視してまいります。 超高齢化社会に突入し、誰もが働きたい人が働ける、人々の自由な選択が保障されることを目指します。日々だけでなく、週、年単位で柔軟な働き方を考えなくてはなりません。活力を取り戻し、学ぶためには休みが必要です。人が尊重された中での労働環境が、重要です。居心地いい労働環境は、企業の成長につながります。
「暮らし」
高齢化に伴う地域コミニティーの推進による、ご近所での助け合いの生活環境整備の支援が必要。人は尊重される中で、自分の力を発揮することができます。お互いを受容し、認め合う中で、居心地いい地域社会ができると考えます。居心地いい社会は、成長できます。
「環境」
設問のキーワードにあげてある道路、水道、鉄道、商業施設、子育て環境、遊び場、情報環境等の環境整備は、行政が間違いなく進めなければならない部門であり財政状況、整備施策、事務事業の費用に対しての効果、評価、検証等をおこないます。中でも子育てに関しては、家庭・地域の力が必要です。子育てを大きく受容し、寛容な地域社会への提言をしてまいります。また、多様な子育てへのサポートの強化に努めます。
「健康」
健康であることは、市民にとっても、丹波市にとってもプラス面しかありません。散歩をはじめとする身近な運動の推進のためのポイント制の導入など、誰もが運動しやすくなる仕掛けが必要である。また、市民の意識改革も必要と考える。また、健康は身体に限らず、心からも影響を受けます。心と身体双方に健康づくりを提言してまいります。また、市立健康増進スポーツ施設の利用者の増加対策と利用料の軽減を図り、民間の社会スポーツ施設、指導者等の育成への補助金等による支援、整備を推進します。
「医療」
現在(仮称)県立柏原病院建設と同時に進められている(仮称)地域医療総合支援センターの完成によって、地域医療包括施設として発展する施策の展開と、健康寿命日本一施策が更に進められるよう監視、提言して参ります。
「福祉」
丹波市では丹波市地域福祉活動促進計画が策定してあります。本計画による「自助」、「公助」、「共助」の役割分担と相互の連携によって取り組むことが基本と位置付けてあり
この計画を推進することが大切であると考えております。そのためにも、社会的弱者の視点に立った取組みが必要です。

「まちづくり」
丹波の森構想が制定されて約30年近くが経った現在でも、「丹波地域を丹波の森と位置づけ、緑豊かな伝統文化など地域の特性や資源を生かしながら、人と自然と文化、産業の調和した地域づくりを住民、事業者、行政が一体となって推進します。」とあり、丹波地域が進むべき将来の姿が提唱されています。「シューベルティアーデたんば」は、この一環として平成7年から始まり、今年22回目を迎えています。第1回目から私も関わり、素晴らしい活気あるコンサートが丹波地区10町で開催されています。丹波の森構想の理念を再度評価、検証して、丹波市総合計画後期見直しに取り入れ推進することを提言すべきと考えています。
「文化」
丹波市の指定文化財は296件が存在していますが、指定されたひとつひとつに、それ相当の理由かあります。その理由を地元の人が更に深めることで、新たな魅力を生み出し地元の誇りとして、宝物として発信することで、新たな丹波市の観光資源にも成ると考えます。また、伝統文化財丹波布の保護、普及、進展を図ります。そして、文化・芸術において、アマチュア・プロ共に推進することが、心をつなぐハートウェアのまちづくりに繋がると考えます。
「災害対策」
災害には様々な対策がありますが、丹波市地域防災計画に従った対応が市民にも求められると考えます。しかし、市民に向けて本計画の周知方法が不十分で、如何に周知するのか検討することが必要と考えます。また、青垣地域の小学校廃止に伴う避難所の設置問題を、検討すべきと考えております。
「交通」
福知山線の複線化、路線バスの見直し、デマンドタクシーの旧町への相互乗り入れと、丹波市にとっても交通問題は山積しています。公共交通として優先的にと思いながら、企業としての利益追求と解決には相当難しい問題があるようです。しかし如何に難しい課題の中でも、しっかり取り組み考えてまいります。
「質問」
現在の丹波市の最優先課題はなんだとお考えでしょうか?
多額の財源を返済に当て返済の比率はよくなっていますが、新市として機能する多額の財源を必要とする行政体制ができていないと考えます。例えば、丹波市中心部へ移転させる施設として市役所の建設、支所機能の効率化等々の整備を必要とするのに、交付税の減額により財政改革が必要です。新市長自らの施策展開を望みます。また、どんな政策を実行するにも、社会的弱者の視点で考える必要があります。人を尊重し、お互いを高めあう中での議会でありたいと考えます。
丹波市と県、国の関係をどのようにお考えでしょうか
地方分権による国との関係が大きく見直され地方との関係は、丹波市以外の多くの自治体は、上下主従から対等、協力へと関係も変わり、自立に向けて独自の政策を打ち出した独自性の強い事務事業が展開しており、議会のチェック機能も高いものとなっているように感じております。しかし丹波市は国への関係よりも県への関係が深く、県から見れば従順でまるで旧町時代の県との関係そのものであると、先輩議員から教えられています。そこで先に述べました「能 力の高い霞ヶ関の国家公務員を副市長や部長に招く」ことが望まれます。